潤沢な資金を得た企業が、海外の不動産や企業を買収した。著名なところでは三菱地所によるロックフェラー・センター買収(2000億円)、ソニーによるコロムビア映画買収をはじめとして、海外不動産、海外リゾートへの投資、海外企業の買収が行われた。また、企業に留まらず、土地を担保に大金を借り入れた中小企業オーナーや個人、マイホーム資金を貯蓄していた個人の中からも、海外の不動産に投資を行う者が出てきた。
一方で象徴的ビルや企業が日本企業の手に渡ったことにつき、アメリカの心を金で買い取ったとする非難が浴びせられた。また、海外不動産への投資は現地の地価の高騰を招くとともに資産税を上昇させ、正常な取引を害し地元経済を混乱させたものとの非難が浴びせられた。
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1984年には、金持ちと貧乏を対比させた渡辺和博の著書「金魂巻」で使用された「○金○ビ(まるきん・まるび)」が流行語大賞となる。
新たな価値観・感性を持った若者は「新人類」と称された。ファッションではDCブランドが持て囃され、その販売員は「マヌカン(ハウスマヌカン)」と呼ばれた。「ワンレン・ボディコン」の女性が求める結婚相手は「三高」であり、若手エリート「ヤンエグ」(ヤング・エグゼクティブ。30代で役付)の服装はソフト・スーツであった。ウォーターフロント地区がトレンディとされ、「空間プロデューサー」がデザインした飲食店はカフェバーと呼ばれた。